2009年10月14日(水) 各会計決算特別委員会
産業労働局に対する質疑

山下ようこ委員 それでは、私、山下ようこから、観光につきまして幾つか質問させていただきます。  平成二十
年度の一般会計決算書の中で、観光産業振興の状況に注目しますと、外国人旅行者向けの事業が中心になっていると見受けられます。海外から東京へ旅行者を招くことはもちろん大切ですが、都民を初めとする国内からの旅行者をふやすことも、観光産業振興の上で非常に重要なことと思われます。
 例えば、青梅・奥多摩地域は、東京の本土で唯一の国立公園、秩父多摩甲斐国立公園に含まれる範囲も広く、山々の雄大な自然に恵まれ、その中に四季を彩る花の名所や歴史文化の価値ある名所、旧跡が数多くございます。その代表格ともいえるのが、御岳山とその山頂にある武蔵御嶽神社です。ここは、自然環境と歴史文化が調和したすぐれた観光資源であるといえますし、地域における産業の振興と活性化を促すためにも、御岳を初めとする青梅・奥多摩地域の雄大な自然を守りながら、観光資源としての活用を図るべきと考えます。
 このような観点からの質問です。
 まず、東京都では、観光の振興、特に観光資源の開発についてどのように認識し、また、これまでどのように取り組んできたのか、お答えください。

小島昭 観光部長 観光は多くの産業に経済波及効果をもたらし、将来的にも成長が見込まれる重要な産業でございます。都は、観光の重要性を十分認識し、東京の経済の活性化を図るため、観光施策の大きな柱として、東京の魅力を世界に発信、受け入れ体制の整備とともに、観光資源の開発を位置づけ、観光産業振興策の展開を図っております。
 観光資源の開発に当たっては、多摩や島しょ地域への施設整備補助や観光まちづくりのアドバイザー派遣などを通じて、地域が主体的に取り組む観光振興を支援してまいりました。

山下 それでは、具体的に青梅・奥多摩地域に対しては、観光振興、観光資源開発のためにどのような取り組みを行ってきたのでしょうか。

小島観光部長 都は、青梅・奥多摩において観光まちづくり推進協議会の設置や出版社、旅行業者を招いたPRツアーの実施を初め、行政区域を超えた広域的な観光まちづくりなどを支援してまいりました。
 また、ウエブサイト「東京の観光」のエリア別観光情報のページなどにおいて、青梅・奥多摩地域の観光資源を紹介する取り組みなどを行ってまいりました。

山下 よくわかりました。  都は、今後もなお一層国内外の旅行者の増加のために、地域の観光資源の開発に力を入れて取り組むべきと考えます。この点につきまして、都のお考えをお聞かせください。

小島観光部長 都は、国内外旅行者の一層の誘致に向けて観光振興に取り組んでおりますが、固有の歴史や文化、豊かな自然などの地域特性を生かした観光資源の開発や掘り起こしは、旅行者を引きつけるために重要でございます。今後とも、観光資源の開発や活用の促進など、地域の主体的な取り組みを支援し、観光振興を図ってまいります。

山下 わかりました。
 それでは、御岳を初めとします青梅・奥多摩地域の雄大な自然を守りながら、観光資源としての活用を図っていただくことを重ねて要望いたしまして、私の質問を終わらせていただきます。
 ありがとうございました。